
大学の警備員の仕事内容とは?きついと言われる理由なども解説!
投稿日時:2024年12月16日
大学の警備員は、学内の安全を守るために欠かせない存在です。
仕事内容には、キャンパス内を巡回して不審者や不審物を確認する「巡回警備」、入退場を管理して安全を確保する「入出管理」、施設全体の防犯活動、そして夜間や試験期間中の特別な警備業務が含まれます。
この記事では、大学の警備員の具体的な仕事内容から、やりがいと課題について詳しく解説します。
大学の警備員の仕事内容
大学の警備員は、学内の安全を守るために多岐にわたる業務を担当します。
日中は学生や職員が安心して過ごせる環境を整え、夜間は不審者や不審物を防ぐ役割を果たします。
業務内容は、巡回警備や入出管理、防犯対応など、大学特有の環境に即したものが多いです。
また、試験期間中は特別な警備体制を敷き、イベントの成功を陰ながら支えます。
ここでは、大学の警備員が実際にどのような業務を行うのか、それぞれの役割について詳しく見ていきましょう。
巡回警備
巡回警備は大学の警備員の基本的な業務の1つです。
大学の敷地内を徒歩などで定期的に巡回し、不審者や不審物の確認を行います。
これにより、万が一のトラブルを事前に防ぎ、安全な学習環境を維持します。
また、構内の設備異常や危険箇所のチェックも巡回業務に含まれることが多く、大学全体の安全性を確保する重要な役割を担っています。
広い大学キャンパスでは巡回範囲が広がるため、効率的な動線設計や迅速な対応能力が求められるでしょう。
こうした業務は、学生や教職員が見えないところで平和を守る重要な存在として信頼されています。
入出管理
大学の正門や主要な入口では、入出管理業務が行われるのが一般的です。
不審者の侵入を防ぐため、学生証や来訪者用の入館証の確認が徹底されています。
車両の出入りに関しても同様で、許可を得た車両以外の侵入を防ぐ仕組みが取られています。
特に長期休暇中には、施設管理や工事のために訪れる業者の記録を取る業務も欠かせません。
これにより、大学内での不審な動きや異常を早期に把握することが可能です。
入出管理は、外部からのリスクを未然に防ぐための最前線であり、警備員の観察力や判断力が試される場面でもあります。
大学での防犯
防犯業務は、大学の警備員の仕事内容の中でも特に重要な役割の1つです。
キャンパス内外に設置された複数の警備員室を拠点とし、周辺で不審な動きがないか常時警戒しなければなりません。
また、特定の時間帯やイベント時には門の前や敷地内の目立つ位置に警備員を配置することで、抑止力を高めています。
近年では、防犯カメラやセンサーといった技術を活用するケースも増えていますが、現場での警備員の迅速な対応は不可欠です。
こうした業務を通じて、学生や職員が安心して活動できる環境を提供しています。
夜間警備
夜間警備では、構内に侵入者や異変がないかを確認する業務がメインの仕事内容です。
日中よりも人の出入りが少なくなる分、大学全体が暗がりに包まれるため、不審な動きを発見するには高い注意力が必要です。
また、一部の大学では夜勤の警備員が施設内で仮眠を取りつつ警備にあたることもあります。
夜間警備は孤独な環境での作業になることが多いため、自己管理能力や危機意識を持った働き方が求められます。
静かなキャンパスを守る夜間警備は、大学の安全運営を陰で支える重要な業務です。
試験を見守る
大学では、試験期間中の警備員の役割が一層重要です。
特に全国模試や大学入試センター試験などの大規模イベントでは、学外からの来訪者も増えるため、会場周辺での騒音や混乱を防ぐことが求められます。
警備員は試験会場の周囲を巡回し、必要に応じて注意喚起や誘導を行わなければなりません。
また、試験時間中には外部からの侵入を防ぐため、大学全体の警備体制を強化します。
受験生が集中して試験に臨める環境を作ることが、大学の警備員としての大きな役割の1つです。
大学の警備員がきついといわれる理由
大学の警備員の仕事は、安全を守るという重要な役割を担いながらも、きついと感じられることがあると言われます。
その理由は、生活リズムの乱れや長時間の単調な業務、さらには身体的な負担など、仕事内容に起因するものが多いです。
これらの負担は、大学という広い施設特有の条件や警備業務の特性によるものです。
ここでは、具体的な理由について詳しく見ていきましょう。
生活リズム
大学の警備員の仕事内容には、夜間警備が含まれることが多く、不規則なシフト制が一般的です。
昼夜逆転の生活を余儀なくされる場合もあり、体内リズムが乱れることが課題です。
このような生活は体調管理が難しく、特に慣れるまでに時間がかかります。
また、夜勤明けの日勤が続く場合には、疲労が蓄積しやすくなるため、健康維持には十分な工夫が必要です。
こうした生活リズムの変化は、心身のストレスとなりやすいため、警備業務に従事する際には自己管理能力が求められます。
暇に感じてしまう
警備業務は、一見するとアクティブに見える場面もありますが、実際には「待機」や「見守り」の時間が多く含まれます。
特に長時間の立ち仕事が続く中で、大きな変化や緊急事態が発生しない場合、時間が過ぎるのを遅く感じることがあるでしょう。
このような業務の単調さは、集中力を維持する上での大きな課題です。
暇と感じてしまうことにより、退屈ややりがいのなさを覚えるケースもありますが、逆にその中でモチベーションを保つ工夫ができるかが重要です。
足腰がきつくなる
警備業務では長時間にわたり立ち続けることが求められるため、足腰への負担が大きくなってしまいます。
巡回警備のように動きが多い業務であれば負担が分散される場合もありますが、入出管理や待機業務ではほとんど体を動かさない状況が続きます。
そのため、足腰の筋力が弱い方や持病がある方には特にきついと感じられることが多いです。
また、大学の広大な敷地内を歩き回る際には、体力が必要になるため、適度な運動やケアが求められます。
出会いが少ない
警備員の仕事は、固定されたチームメンバーや関係者と接することがほとんどで、新しい人間関係が生まれる機会が少ない傾向にあります。
特に、大学の警備業務では、学生や教職員と直接的に関わる機会が限定的なため、日常的な人間関係が固定化しがちです。
このような環境に寂しさや物足りなさを感じることもあります。
新たな出会いや刺激を求める場合、勤務時間外に別の活動を取り入れることで、バランスを取ることが可能です。
また、職場内でのチームワークを大切にすることも、職場環境をより良いものにする鍵となるでしょう。
まとめ
大学の警備員の仕事内容は、巡回警備や入出管理、防犯、夜間警備、試験の見守りなど、多岐にわたります。
それぞれの業務は、大学の安全と秩序を守る上で欠かせない役割を果たしており、警備員の観察力や判断力、体力が求められます。
一方で、生活リズムの乱れや長時間の立ち仕事による負担、単調さを感じやすい点が「きつい」と言われる理由です。
これらを理解し、自身に合った働き方を見つけることで、大学の警備員として充実したキャリアを築けるでしょう。
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