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歩行者の安全な横断を誘導する警備員

警備員の仕事って楽って本当?楽と言われる理由も解説!

投稿日時:2025年3月3日

警備員の仕事は「楽だ」と言われることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

 

確かに、施設警備やモニター監視などの業務は、待機時間が長いため「楽そう」に見えることもあります。

 

しかし、警備業務には屋外での交通誘導や雑踏警備、要人の警護など、責任が重く体力的な負担が大きい仕事も含まれています。

 

また、警備員の働き方は多様で、勤務時間や業務内容によっても「楽」と感じるかどうかはわかりません。

 

この記事では、警備員の仕事が「楽」と言われる理由を詳しく解説し、実際の業務内容や向いている人の特徴についても紹介します。

 

警備の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

 

なぜ警備員の仕事は「楽」と言われるのか

警備員の仕事は一般的に「楽」だと言われることがありますが、実際にはそれほど単純ではありません。

 

この印象が生まれた背景には、いくつかの要因があります。

 

年齢に関係なく働ける点や、ルーチン業務が中心であること、また外から見ると「暇そう」に映ることなどが理由として考えられるでしょう。

 

特に施設警備では、平穏な状況が長く続くため待機時間が長くなりがちです。

 

夜間勤務では状況の変化が少なく、モニター監視が主な任務となるケースも少なくありません。

 

また、重い物を運ぶような肉体労働は少なく、適切な休憩時間が確保されていることから、体力的な負担が比較的軽いという側面もあります。

 

さらに、各自が担当持ち場を任されるため、人間関係のストレスが少ない環境で自分のペースで働けることも「楽」というイメージにつながっているのかもしれません。

 

警備員の仕事内容

警備員と一口に言っても、その業務内容は多岐にわたります。

 

大きく分けると「空間を警備する」タイプと「物体や人物を警備する」タイプの2種類に分類できます。

 

警備業法ではさらに細かく区分されていますが、ここでは一般的な分類に基づいて、警備員の主な仕事内容について見ていきましょう。

 

施設や道路での警備

施設や道路での警備は、警備業法における第1号(空港保安・施設警備)と第2号(交通誘導・雑踏警備)に該当します。

 

空港保安では、旅客の身体検査や手荷物検査を行い、安全な航空機の運航をサポートします。

 

施設警備では、遊園地やショッピングモール、企業ビルなどで不審者の侵入防止や火災などの異常を早期に発見するのが重要な役割です。

 

日中は入館手続きや人の誘導など、対人業務が中心ですが、深夜帯は定期巡回や防災センターでのモニター監視が主な任務です。

 

特に機械警備では、センサーが異常を感知した際に現場へ駆けつける対応も含まれています。

 

一方、交通誘導・雑踏警備では、工事現場周辺での歩行者の安全確保や、イベント会場での混雑緩和のための人流誘導を行い、事故防止に努めるのが主な職務です。

 

貴重品の運搬や特定の人物の警護

貴重品運搬や人物警護は、警備業法の第3号(貴重品等運搬警備)と第4号(身辺警備)に該当します。

 

貴重品等運搬警備では、金融機関間の現金移送や美術館が所蔵する価値の高い美術品の運搬時に、盗難防止のための警備を行います。

 

この業務では複数人でチームを組み、厳重な警戒態勢の下で移動することが一般的です。

 

運搬経路や時間は事前に綿密に計画され、不測の事態にも対応できるよう準備されています。

 

一方、身辺警備(ボディガード)は、要人や著名人など、身体や財産への危害リスクが高い人物の安全を確保する業務です。

 

警護対象者の周囲に常に付き添い、危険を事前に察知して回避することが求められます。

 

この業務は高度な状況判断能力と対応力が必要とされ、専門的なトレーニングを受けた警備員が担当することが多いです。

 

警備員のメリットデメリットを紹介

警備員として働くことには、様々な特徴があります。

 

一般的に「楽な仕事」というイメージを持たれることもありますが、実際には光と影の両面があります。

 

これから警備業界への就職を考えている方は、具体的なメリットとデメリットを理解した上で判断することが大切です。

 

ここでは、警備員という仕事のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

 

警備員のメリット

警備員として働く最大のメリットは、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができる点です。

 

日中から深夜まで様々な時間帯で需要があり、お祭りやイベント時のスポット勤務も可能なため、自分の都合に合わせて仕事を選べます。

 

また、多くの現場では日払い制を採用しているため、急な出費が必要な時にも対応しやすいでしょう。

 

特筆すべきは、学歴や職歴に関わらず18歳以上であれば就業できることで、新たなキャリアをスタートさせたい方にとって門戸が広い職種といえます。

 

さらに、夜間の施設警備などは定期巡回以外はモニター監視が主な業務となり、比較的負担が少ない仕事内容ながら夜勤手当が加算されるため、効率よく収入を得たい方に適しています。

 

警備員のデメリット

一方で、警備員の仕事にはデメリットも少なくありません。

 

特に工事現場や身辺警護などでは常に危険と隣り合わせであり、事故や事件に巻き込まれるリスクが存在します。

 

安全確保のためには、雇用形態に関わらず提供される研修を真剣に受講し、基本的な知識と技術を身につけることが不可欠です。

 

また、屋外での警備は季節を問わず立ち続ける必要があり、夏の猛暑や冬の厳寒の中での勤務は相当な体力を要求されます。

 

天候に左右される仕事であるため、日頃からの健康管理が重要になるでしょう。

 

加えて、シフト制による不規則な生活リズムも課題となり、特に副業として警備の仕事を選んだ場合は、本業とのバランスを考慮して無理のない範囲で仕事量を調整する必要があります。

 

警備員に向いている人はどんな人?

警備員という職業は、様々な業務内容があり、それぞれ適性が異なります。

 

単に「楽だから」という理由で選ぶのではなく、自分の性格や能力に合った警備業務を選ぶことが長く続けるコツです。

 

警備業務は大きく分けて4種類あり、空港保安や施設警備、交通誘導や雑踏警備、貴重品等運搬警備、そして身辺警備があります。

 

それぞれの業務に向いている人の特性を詳しく見ていきましょう。

 

空港保安や施設警備は1人で仕事をするのが苦にならない人

空港保安や施設警備は、基本的に1人で担当エリアを長時間監視する業務です。

 

決められた場所に立ち、または座り、施設内の安全を確保するために目を光らせる必要があります。

 

この仕事は、1人でじっくりと集中して業務を行うことが求められるため、独りの時間を有意義に過ごせる人に向いています。

 

逆に言えば、常に誰かと会話をしていたい、動き回っていないと落ち着かないという方には向いていないでしょう。

 

黙々と警備を続けても集中力が途切れにくく、責任感を持って任された場所を守れる人が適しています。

 

交通誘導や雑踏警備はルーチン業務に飽きない人

交通誘導や雑踏警備は、主に屋外で車両や歩行者の安全な通行を確保する業務です。

 

工事現場や混雑するイベント会場で、決められた手順に従って誘導棒を振ったり、声掛けを行ったりする仕事が中心です。

 

毎日同じような作業の繰り返しになることが多いため、ルーチンワークに満足感を見出せる方に向いています。

 

また、天候に関わらず屋外で立ち続けることもあるため、体力にも自信がある人が適任です。

 

突発的な事故や状況変化が少ない日常業務に安心感を覚える方であれば、この種の警備業務は長く続けられるでしょう。

 

貴重品等運搬警備はチームで動ける人

貴重品等運搬警備は、現金や美術品などの価値あるものを安全に輸送する任務です。

 

この業務はチームメンバーと連携して行う必要があり、1人ひとりが自分の役割を確実に果たすことが求められます。

 

強い責任感を持ち、仲間と協力して目標を達成することに喜びを感じる人に向いています。

 

また、予期せぬ事態が発生した場合でも冷静に判断し、チーム全体で統一した行動がとれるよう、コミュニケーション能力も重要です。

 

信頼関係を築きながら1つの目標に向かって取り組むことができる人は、この分野で高い評価を得られるでしょう。

 

身辺警備は不測の事態に対応できる人

身辺警備は、VIPや要人の安全を確保する警備業務です。

 

常に依頼人の周囲に潜む危険を察知し、迅速に対応する判断力が必要とされます。

 

瞬時の状況把握と的確な行動が求められるため、冷静さと機転の利く人が向いています。

 

また、依頼人と行動を共にすることが多いため、適切なコミュニケーション能力や礼儀作法も不可欠です。

 

予測不能な状況下でも柔軟に対応でき、依頼人との信頼関係を構築できる人が、この分野では高く評価されます。

 

常に緊張感を持ちながらも、その環境でのびのびと実力を発揮できる人には、やりがいのある職種といえるでしょう。

 

まとめ

警備員は「楽な仕事」というイメージがありますが、実際には様々な業務内容と特性があり、楽なことばかりではありません。

 

施設警備や交通誘導、貴重品運搬、身辺警護など、それぞれの警備業務には異なる適性が求められます。

 

年齢を問わず就業できる点や柔軟な勤務形態は大きなメリットであるものの、屋外勤務の過酷さや不規則な生活リズムなどのデメリットも存在します。

 

単に「楽だから」ではなく、自分の性格や能力に合った警備業務を選ぶことが、長く続けるための重要なポイントといえるでしょう。

 

それぞれの特性を理解した上で、自分に適した警備の仕事を選ぶことをおすすめします。

 

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