警備のご依頼・お問い合わせはお気軽にお問い合わせください

お電話でのお問い合わせはこちら

歩行者の安全な横断を誘導する警備員

警備員の給料が安いのは本当?警備の種類と年収を徹底解説!

投稿日時:2025年3月10日

警備員の給料は「安い」と感じる方が多いですが、収入は年齢、性別、経験年数、警備の種類によって異なります。

 

例えば、施設警備や交通誘導警備は比較的収入が低い傾向にありますが、資格を取得したり、経験を積んだりすることで年収を増やすことが可能です。

 

また、輸送警備や身辺警備は専門性が高く、リスクが伴うため、高収入を得られるケースもあります。

 

この記事では、警備員の年齢や性別による収入差、警備の種類ごとの年収の違い、さらに給料を増やす具体的な方法を詳しく解説します。

 

これから警備員を目指す方や収入アップを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

警備員の平均収入と年齢ごとの年収

警備員の収入は年齢や性別、経験年数などによって大きく異なります。

 

令和5年賃金構造基本統計調査によれば、警備員の平均年収は約376万円で、月収は27万9,800円、年間賞与が約40万円とされています。

 

このデータをもとに、年齢別の収入推移や性別ごとの違い、さらには経験年数の影響について詳しく見ていきましょう。

 

これらの情報を参考にすることで、警備員として働く上での収入の目安やキャリア形成の方向性が具体的に見えてくるはずです。

 

【年齢別】警備員の年収データ

警備員の収入は年齢に応じて変化し、45〜49歳がピークで、その後は緩やかに減少します。

 

例えば、20〜24歳では月収26万7,600円、年収351万1,100円ですが、30〜34歳では月収30万6,300円、年収426万7,600円に増加傾向です。

 

その後、40代中盤で月収33万6,800円、年収474万3,800円に達します。

 

しかし、50代以降は体力的な負担や雇用形態の変化も影響し、徐々に年収が減少し始めます。

 

このように、年齢による収入の変化を理解することで、将来のキャリアプランをより具体的に描くことができるでしょう。

 

【男女別】警備員の収入比較

警備員の収入には性別による差が見られ、男性の方が平均的に高いです。

 

例えば、20〜24歳の男性警備員は月収27万2,400円、年収357万2,800円であるのに対し、女性警備員は月収24万3,100円、年収319万円と約38万円の差があります。

 

この差は年齢が上がるほど広がる傾向にあり、40〜44歳では男性の年収が450万7,800円、女性は348万3,300円と100万円以上の差が生じています。

 

これは勤務内容や責任範囲の違いが影響している可能性があり、収入アップのためには働き方の見直しも重要です。

 

【年齢×経験年数別】警備員の年収推移

警備員の収入は、年齢だけでなく経験年数にも大きく影響を受けます。

 

例えば、30〜34歳で経験年数が0年の場合の年収は305万6,600円ですが、15年以上になると年収は351万1,100円に増加します。

 

同様に、45〜49歳では経験が浅い場合は269万9,000円ですが、15年以上の経験を積むと491万9,900円まで上昇することを期待できるでしょう。

 

経験を重ねることで昇給や賞与が増える可能性が高くなるため、警備員として長く勤めることが収入アップにつながる重要な要素です。

 

警備員の種類別の年収

警備員の給料は安いと思われがちですが、その収入は警備の種類によって大きく異なります。

 

仕事内容や必要な資格、勤務環境が異なるため、年収の幅も広いのが特徴です。

 

施設警備のように比較的安定した業務から、身辺警備のようにリスクの高い業務まで、それぞれの警備種別ごとに収入の傾向を見ていきましょう。

 

警備員を目指す際に、自分に合った警備の種類を選ぶための参考にしてください。

 

施設警備(1号警備)

施設警備員の平均年収は約300万円と、警備業務の中では中程度の収入です。

 

主な勤務場所はショッピングモールやオフィスビル、マンションの出入り口や搬入口で、建物内の安全を守る業務が中心です。

 

仕事内容は、不審者や盗難への対応、施設内の巡回などが含まれます。

 

専門性が高い仕事ではありませんが、「機械警備業務管理者」などの資格を取得すると、年収が約450万円まで上がる可能性があります。

 

安定した業務を求める方には適しているでしょう。

 

交通誘導警備・雑踏警備(2号警備)

交通誘導警備員の平均年収は約230万円と、警備業務の中では最も低い傾向があります。

 

祭りや花火大会などのイベント会場や、工事現場で車両や歩行者の安全を確保する業務が中心です。

 

仕事内容は比較的シンプルで、大きなトラブルが少ないことが特徴です。

 

ただし、天候に左右される屋外での勤務が多く、体力を求められる場面もあります。

 

収入面では大きな期待はできないものの、初心者でも始めやすい仕事といえるでしょう。

 

輸送警備(3号警備)

輸送警備員の平均年収は約250万円〜400万円で、輸送対象や必要資格に応じて幅があります。

 

現金や貴重品、美術品などを安全に目的地まで運ぶのが主な業務です。

 

特に現金輸送の場合「貴重品運搬警備業務検定2級」などの資格が必要となり、資格を保有することで収入アップが見込めます。

 

警戒態勢や時間厳守が求められるため、責任感と集中力が必要です。

 

リスクが伴う分、やりがいを感じられる仕事でもあります。

 

身辺警備(4号警備)

身辺警備員の平均年収は約450万円〜600万円と、警備業務の中で最も高収入な分野です。

 

依頼者の安全を確保するために、ボディーガードとして身の回りを警護します。

 

時には命の危険を伴う状況もあるため、高度な護身術や武術のスキルが求められます。

 

この業務は、心身ともに厳しいプレッシャーがかかることから、年収が高めに設定されていることが多いです。

 

専門性の高い職種を目指す方におすすめです。

 

警備員の収入を増やす方法

警備員として働く中で給料が安いと感じることもあるかもしれません。

 

しかし、工夫次第で収入を増やす方法は数多くあります。

 

雇用形態の見直しや資格取得など、自分の努力や選択で年収を上げる手段を取り入れることで、将来の収入アップやキャリア形成に役立ちます。

 

ここでは具体的な方法を5つに分けて見ていきましょう。

 

雇用形態の見直し

警備員としての収入を増やす最も基本的な方法の1つは、雇用形態を見直すことです。

 

アルバイトやパートで働いている場合、正社員としての採用を目指すことで収入が安定し、年収が大幅にアップする可能性があります。

 

また、正社員ではなくても夜勤のシフトに変更することで、深夜手当が加算され給料が増加します。

 

特に夜勤は昼勤と比べて高い報酬が設定されているため、体力に自信がある方には有効な手段といえるでしょう。

 

経験年数を重ねる

警備員の給料は経験年数によって大きく影響を受けます。

 

経験を積むことで会社からの評価が高まり、昇給や賞与額の増加につながります。

 

例えば、勤続年数が長くなることで重要な業務を任される機会も増え、それに応じて収入もアップも期待できるでしょう。

 

短期的な変化は難しいかもしれませんが、長期的な視点で警備業界でのキャリアを築くことが安定した収入増につながります。

 

警備エリアの変更

警備員の収入は勤務する地域によっても大きな差があります。

 

都市部、特に東京などでは基本的な賃金が高く設定されているため、同じ業務内容でも地方より収入が増える可能性が高いです。

 

また、特定の地域で警備員の需要が高まっている場合、そこで働くことでより高い給料を得られることもあります。

 

一部の警備会社では社員寮を提供しているため、転居の負担を軽減しながらエリア変更を検討できるでしょう。

 

資格取得によるスキル向上

警備員の収入を増やすもう1つの効果的な方法は資格取得です。

 

「警備業務検定」「警備員指導教育責任者」「機械警備業務管理者」などの資格を取得することで、資格手当が支給されるだけでなく、より専門的な業務を任される機会が増えます。

 

資格取得に伴う努力は必要ですが、これによりキャリアアップと収入アップの両方が期待できるため、長期的な目標として取り組む価値があります。

 

信頼できる警備会社への転職

警備員として収入を増やすためには、勤務先の会社を見直すことも重要です。

 

同じ業務内容であっても、会社ごとの給与体系や福利厚生、賞与の支給額には大きな差があります。

 

例えば、資格手当を手厚く支給する企業や、定期的な昇給が見込める企業に転職することで、年収全体を底上げすることが可能です。

 

また、労働環境や社員の満足度が高い会社で働くことで、仕事に対するストレスも軽減されるでしょう。

 

まとめ

警備員の給料は「安い」と感じる方も多いですが、年齢や経験、雇用形態、勤務地、資格の有無など、さまざまな要因によって大きく異なります。

 

警備の種類ごとの収入の違いや、収入を増やすための具体的な方法を理解することで、自身に合ったキャリアプランを描けるでしょう。

 

特に資格取得や転職は、短期間での収入アップに直結する効果的な手段です。

 

長期的な視点でスキルを磨き、信頼できる職場環境を選ぶことで、安定した収入と働きやすさの両立が期待できます。

 

弊社は、2008年(平成20年)の警備業認定取得以来、地域の安心・安全を守る基幹産業として人的警備サービスを提供し続けてきました。

 

豊富な経験と専門知識を持つ弊社で警備員としてのキャリアを築き上げていきましょう。

 

  

Contact お問い合わせ