
24時間勤務の警備員の仕事内容とは?給料は高いのか解説!
投稿日時:2025年3月27日
24時間勤務の警備員は、施設の安全を守る重要な役割を担い、高い責任感が求められる職種です。
この勤務形態は、長時間労働ながらも高い給料が期待できることや、未経験でも就職しやすい点で注目されています。
一方で、昼夜逆転による生活リズムの乱れや、危険な状況に直面するリスクも無視できません。
この記事では、仕事内容や勤務体系、メリット・デメリットを詳しく解説し、24時間勤務の警備員に向いている人の特徴についても紹介します。
警備員として働くことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
24時間勤務の警備員の仕事内容
24時間勤務の警備員の仕事は多岐にわたり、責任の重さも幅広い職種です。
主な業務内容は、施設の見回り、入退館管理、防犯カメラの監視、そして緊急事態への対応などです。
勤務先によって具体的な内容は異なり、病院やオフィスビル、マンション、ショッピングセンター、工事現場などが代表的な勤務場所として挙げられます。
24時間勤務といえども、勤務時間中には仮眠や待機の時間が含まれることが一般的です。
これらの時間を活用しつつ、緊急時には柔軟かつマニュアル通りに対応する能力が求められるのが特徴です。
勤務体系
24時間勤務の警備員の勤務体系は、独特なスケジュールが特徴です。
通常、24時間連続して働くのではなく、一定の仮眠時間や休憩時間を含んで勤務が組まれます。
一般的には8時間ほどの仮眠時間が設けられることが多く、この時間にも給料が発生するケースがほとんどです。
仮眠中でも緊急事態が発生すれば即座に対応する義務があるため、完全にオフになる時間ではありません。
また、変形労働時間制が適用されることが多く、1週間や1ヶ月単位での労働時間管理が行われます。
この制度により、長時間勤務であっても法的に労働時間が適切に管理され、残業代の支払いも明確になっています。
休憩時間
24時間勤務の警備員には、仮眠時間以外にも昼休憩や夜間の休憩がしっかりと確保されることが一般的です。
ただし、休憩時間といえども、基本的には勤務先の敷地内から離れることはできません。
緊急事態への対応が求められるため、常に警戒心を持ちながら待機する必要があります。
このように、休憩中であっても職務意識を保つことが重要です。
警備員にとって、こうした休憩時間は体力や精神的な余裕を確保するための貴重な時間ですが、上手に時間を使わなければなりません。
待機時間
待機時間とは、勤務中に直接的な業務を行わない時間のことを指しますが、警備員の場合、この時間も重要な役割を果たします。
待機中は、防災センターなどの指定場所で待機し、緊急事態が発生した際に迅速に対応できる状態を維持します。
不審者や酔っ払いの対応、拾得物の管理、火災警報器の点検や災害時の館内対応など、多岐にわたる業務が突発的に発生する可能性があるため、待機時間でも気を抜くことはできません。
このような時間が多く含まれる勤務形態であるため、忍耐力や責任感が求められる仕事といえます。
24時間勤務の警備員のメリット
24時間勤務の警備員には、他の職種にはない魅力的なメリットがいくつかあります。
高い給料が期待できること、24時間勤務後にしっかりと休息が取れること、そして未経験でも就職しやすい環境が整っていることがその代表例です。
それぞれのメリットは、特に安定した収入や就職のハードルの低さを重視する方にとって、大きなメリットとなるでしょう。
高い給料が期待できる
24時間勤務の警備員は、通常の警備業務よりも高い給料を得られるケースが多いです。
この職種は「長時間労働」という特性から敬遠されやすく、企業側もそれを補うために比較的高い賃金を設定しています。
また、深夜帯(22時〜翌5時)に勤務する場合には、法律で定められた深夜手当が支給されるため、日中のみの勤務よりも稼ぎやすい仕組みです。
さらに、仮眠中や待機中も給与が発生するため、実際の労働時間以上に効率的に収入を得られる点が、この仕事の大きな魅力です。
積極的に働きたい方や短期間で大きな収入を目指す方には、適した職種といえるでしょう。
24時間勤務後には休日がある
24時間勤務は体力的に負担が大きいものの、その分しっかりとした休暇が設けられる点が魅力です。
一般的な警備会社では、24時間勤務を終えた後に1日から2日間の休日が与えられるケースが多く、疲労回復やリフレッシュの時間が確保されます。
この休日を活用して趣味に時間を費やしたり、副業に取り組んだりすることも可能です。
これにより、仕事とプライベートのバランスを保ちながら働けます。
未経験でも就職しやすい
警備員の仕事は、特に24時間勤務の場合、人手不足に陥りやすい傾向があります。
そのため、未経験者でも比較的簡単に就職できる環境が整っていることが多いです。
学歴や職歴をあまり重視しない企業が多く、幅広い年齢層の方が活躍できる職種です。
さらに、必要なスキルや知識は入社後の研修で学べることが一般的なため、初めて警備業界に挑戦する方でも安心できます。
特に集中力や責任感が求められる職種ですが、過度な体力を必要としない業務も多く、体力に自信がない方でも取り組みやすい点が特徴です。
24時間勤務の警備員のデメリット
24時間勤務の警備員には、高い給料や柔軟な働き方などのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
特に昼夜逆転による生活リズムの乱れや、業務中に危険な状況に直面するリスクが挙げられます。
これらの課題を理解した上で、自分に合った働き方かどうかを見極めることが重要です。
昼夜逆転で生活リズムが崩れる
24時間勤務の警備員は、深夜から明け方にかけての勤務が含まれるため、生活リズムが崩れやすいという特徴があります。
仮眠時間は設けられていますが、勤務中に十分な休息を取るのは難しい場合が多く、夜型の生活に順応しなければなりません。
勤務後は朝に帰宅し、その後の日中を眠って過ごす方がほとんどです。
このサイクルに慣れるまでには時間がかかり、健康管理やプライベートの時間調整が課題となることもあります。
昼夜逆転の生活が体調や生活の質に与える影響を理解し、適切なケアを行うことが求められるでしょう。
危険な目に遭うリスクが高い
警備員の業務では、不審者や予期せぬトラブルに直面する可能性があり、危険な状況に遭遇するリスクもあります。
例えば、施設内に侵入者が現れた場合、その場で適切に対応しなければならないため、緊張感が伴います。
また、夜間の巡回中に酔っ払いや不審者に絡まれるケースや、工事現場での誘導中に車両との接触事故が起きる可能性も否定できません。
これらのリスクを最小限に抑えるためには、日々の業務における注意力や危機管理能力が重要です。
会社から提供される研修やマニュアルに従い、適切な対応スキルを身に付けることが、安全な勤務につながります。
24時間勤務の警備員に向いている人の特徴
24時間勤務の警備員には、特定の性格やスキルが求められます。
この職種は、1人での作業が多いため、他人と過度に関わる必要がない仕事を好む方に最適です。
また、接客業務が少なく、施設管理者や同僚との最低限のやり取りで済むため、コミュニケーションが苦手な方にも向いています。
さらに、業務中は高い集中力が求められるため、細かい変化に気づき、冷静に対応できる人が適任です。
特に、施設内の安全を守る責任感が強い方は、この仕事で大いに活躍できるでしょう。
まとめ
24時間勤務の警備員は、責任のある業務内容と独特の勤務体系が特徴的な職種です。
高い給料や未経験でも就職しやすい点など、多くのメリットがありますが、一方で昼夜逆転や危険な状況に対応する必要があるといったデメリットもあります。
このような仕事に向いているのは、集中力や責任感が高く、1人での作業を得意とする方です。
自身の特性や生活スタイルに合わせて、24時間勤務の警備員が適しているかどうかを慎重に判断することが重要です。
弊社は、2008年(平成20年)の警備業認定取得以来、地域の安心・安全を守る基幹産業として人的警備サービスを提供し続けてきました。
豊富な経験と専門知識を持つ弊社で警備員としてのキャリアを築き上げていきましょう。