
警備員に関する資格はどんなものがある?おすすめの資格を紹介!
投稿日時:2025年3月17日
警備員として働く際に、資格の取得は重要なステップです。
資格を持つことで業務の幅が広がり、より専門的な現場で活躍することが可能です。
また、昇進や昇給といった待遇面での向上も期待できます。
この記事では、警備員指導教育責任者講習や警備業務検定、さらに上級救命講習や防火・防災管理講習など、警備員に役立つさまざまな資格を詳しく解説しています。
それぞれの資格の特徴や取得のメリットを理解することで、キャリアアップに向けた第一歩を踏み出せるはずです。
資格取得を目指し、自身の価値を高めてみませんか。
警備員におすすめの資格
警備員として働く上で、資格の取得は業務の幅を広げ、キャリアアップに大いに役立ちます。
特に、警備員指導教育責任者講習や機械警備業務管理者講習などは、専門性が高く、需要の多い資格です。
また、警備業務検定には業務内容に応じた種類が複数あり、それぞれの資格が警備現場での信頼性を高めるために効果的です。
ここでは、警備員におすすめの資格を詳しく解説していきます。
警備員指導教育責任者講習
警備員指導教育責任者講習は、警備員を指導し教育するために必要な資格です。
この資格を取得することで、警備員の教育体制を担う責任者として活躍することが可能です。
講習を受講し、修了考査に合格することが取得条件ですが、その前に特定の受講資格を満たす必要があります。
たとえば、直近5年間で3年以上警備業務に従事しているか、警備業務検定1級や2級に合格していることが挙げられます。
この講習を修了すれば、警備業務の質向上に貢献しつつ、管理職や教育担当者としてキャリアを広げる大きな一歩となるでしょう。
機械警備業務管理者講習
機械警備業務管理者講習は、センサーや監視カメラを利用した機械警備の管理者として必要な知識を学ぶための講習です。
この資格は講習を受けた後、修了考査に合格することで取得可能で、受講条件がなく、誰でも挑戦できることが特徴です。
機械警備を行う会社では、この資格を持つ管理者を選任する必要があり、専門性の高い業務を任されるチャンスが増えます。
また、合格率が比較的高いため、資格取得を目指す警備員にとって取り組みやすい内容です。
この講習を受けることで、現場でのスムーズな警備運営や高度なセキュリティ体制の構築に貢献できます。
警備業務検定(旧:警備員検定)
警備業務検定は、特定の警備業務を遂行するために必要な知識と技能を証明する資格です。
この資格には6つの種類があり、施設警備業務や雑踏警備業務、交通誘導警備業務など、それぞれの分野に特化した検定が用意されています。
各検定には1級と2級があり、2級合格後に一定の実務経験を積むことで1級を受験できる仕組みです。
受験は直接行う方法のほか、特別講習を受講して「検定合格証明書」を取得する方法もあります。
警備業務検定を取得することで、業務の幅が広がるだけでなく、現場での信頼性が向上し、より専門性の高い警備業務を担当できます。
施設警備業務検定
施設警備業務検定は、事務所や住宅、興行場、駐車場などの施設を対象とした警備に必要な知識と技能を証明する資格です。
この検定を取得することで、施設内で発生し得る盗難や事故を未然に防ぐ能力があると評価されます。
また、施設の安全性を維持するための適切な警戒業務や巡回方法を身に付けることができます。
特に、常駐警備が必要な大規模な施設での需要が高く、この資格は警備業界でのキャリアアップにもつながる重要なステップです。
雑踏警備業務検定
雑踏警備業務検定は、イベントや祭り、コンサートなど、大勢の人々が集まる場所での安全管理を担うための資格です。
この資格を取得することで、雑踏で発生しやすい混乱や事故を防止するための整理・誘導技術を持つことが証明されます。
特に、大規模なイベントでの警備需要が高く、来場者の安全を確保し、スムーズな進行を支援する役割を果たします。
適切な指導のもとで実践的なスキルを磨けるため、資格取得後は即戦力として活躍できるでしょう。
交通誘導警備業務検定
交通誘導警備業務検定は、工事現場や通行が危険な場所で、車両や歩行者の安全を確保するために必要な資格です。
この検定に合格することで、交通誘導における専門的な知識と技能を身に付けられます。
また、事故防止のための効果的な誘導方法や緊急時の対応能力を持つことを証明することが可能です。
特に、交通量が多い都市部や工事現場での需要が高く、資格を持つことで信頼性と業務範囲が大幅に向上します。
空港保安警備業務検定
空港保安警備業務検定は、空港におけるセキュリティチェックや保安業務を遂行するための知識と技能を証明する資格です。
この資格を取得することで、航空機や空港利用者の安全を守るための専門的な技術を習得できます。
また、航空機の搭乗者や荷物の検査、空港全体の安全管理に関与する機会が増え、空港警備における重要な役割を担うことが可能です。
空港での就職を目指す方にとって必須の資格といえるでしょう。
貴重品運搬警備業務検定
貴重品運搬警備業務検定は、現金や貴金属、有価証券などの貴重品を安全に輸送するための能力を証明する資格です。
この資格を持つことで、貴重品輸送時のリスク管理や適切な警戒業務を行えるスキルが評価されます。
また、トラブル発生時の迅速な対応力を求められる現場での信頼を得るために役立ちます。
この資格は、金融機関や輸送会社での業務に必要不可欠であり、高い需要が期待できる資格です。
核燃料物質等危険物運搬警備業務検定
核燃料物質等危険物運搬警備業務検定は、核燃料や危険物を安全に輸送するための知識と技能を証明する資格です。
この資格を取得することで、危険物輸送における高度な警戒業務を担えることが証明され、厳重な管理が求められる場面での信頼を得られます。
輸送時の盗難防止や事故対応に必要なスキルを習得するため、特殊な警備業務を目指す方にとって重要な資格です。
上級救命講習
上級救命講習は、警備員が緊急事態に適切に対応するために役立つ資格です。
この講習では、乳児から成人までを対象とした心肺蘇生法やAEDの使用方法、応急手当、さらには負傷者の搬送法などを学びます。
これにより、現場で起こりうる怪我や急病の際に即座に対応できるスキルを身につけることが可能です。
また、この講習で得た知識は警備業務だけでなく、日常生活や災害時にも応用できるため、社会的な信頼も高まります。
資格を取得することで、緊急時の対応力が大幅に向上し、安全管理における価値を高める重要な一歩となるでしょう。
防火・防災管理講習
防火・防災管理講習は、建物や工場などでの火災予防や消火活動を計画・管理するために必要な資格です。
この講習には、新規講習と再講習の2種類があり、新規講習を修了すれば、あらゆる規模の建物や施設で防火管理者および防災管理者として選任される資格が得られます。
特に、火災発生時の迅速な対応や避難誘導の方法を学べるため、安全管理体制の強化に直結します。
また、警備員がこの資格を持つことで、施設全体の安全を維持する役割を担えるようになり、業務の信頼性も向上させることが可能です。
資格取得は、防災意識の向上と職場でのキャリアアップにつながる重要なステップです。
警備員資格を取得することで得られるメリット
警備員資格を取得することで、業務の幅を広げると同時に、キャリアアップにもつながります。
資格を持つことで、特定の現場で必要とされるスキルを証明でき、派遣先での選択肢が増えるのが大きな特徴です。
また、昇進や昇給といった待遇面でのメリットも得やすいです。
ここでは、資格取得の具体的なメリットを詳しく解説します。
資格が必要な現場での業務が可能になる
警備員資格を取得することで、資格が必須とされる現場での業務に就けます。
例えば、空港や金融機関、特定施設の警備業務では、高度な知識と技能を持つ資格者が求められることが多いです。
資格を持っている警備員は、派遣先の選択肢が増えるだけでなく、優先的に現場へ配属されることも期待できます。
資格を取得することで、通常の警備業務だけでは得られない経験や知識を活かせる機会が広がり、採用の可能性を大きく高めることが可能です。
昇進や昇給のチャンスが広がる
警備員資格の取得は、昇進や昇給のきっかけとなることがあります。
たとえば、「警備員指導教育責任者」の資格を持つと、警備員への指導や教育を任される立場に昇格できるため、責任ある役割を担えます。
また、資格を取得していること自体が評価され、資格手当の支給や給与アップにつながることもあるでしょう。
さらに、管理職への道が開けることにより、安定したキャリア形成が可能です。
資格取得は、自己成長と待遇改善の両面で警備員としての価値を高める重要な手段といえるでしょう。
まとめ
警備員の資格は、業務の幅を広げ、キャリアアップにつながる重要な手段です。
警備員指導教育責任者講習や機械警備業務管理者講習など、専門性の高い資格を取得することで、現場での信頼性が向上し、昇進や昇給のチャンスが広がります。
また、警備業務検定や防火・防災管理講習など、多岐にわたる資格を取得することで、特定の現場で求められるスキルを証明し、より多くの現場で活躍できます。
資格取得を目指すことで、警備員としての価値を高め、安定したキャリアを築くことが可能です。
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