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歩行者の安全な横断を誘導する警備員

警備員はまともな人が少ないって本当なのか深掘りして解説!

投稿日時:2025年5月8日

警備員の仕事に対して「まともな人が少ない」という印象を持つ人は少なくありませんが、これは一部の問題のある警備員による影響が大きいと言えるでしょう。

 

実際には、多くの警備員が高い責任感を持って業務に取り組んでおり、社会の安全を支える重要な存在です。

 

しかし、警備業界は現在、深刻な人手不足に直面しており、その背景には厳しい労働環境や低賃金、長時間労働など、さまざまな課題が存在します。

 

この記事では、警備員の実態と業界が抱える問題について、具体的な事例を交えながら詳しく解説していきます。

 

警備員はまともな人がいない?

警備員の仕事に対して「まともな人が少ない」という意見を耳にすることがあるかもしれません。

 

しかし、実際には多くの警備員が真剣に職務に取り組んでおり、一部の問題ある警備員が悪いイメージを作り出しているのが現状です。

 

警備業界は人手不足の影響を受けており、未経験者の採用が増えることで職務意識の低い人が混ざることもあります。

 

すべての警備員が問題を抱えているわけではなく、適切な教育や経験を積んだ警備員は社会の安全を支える重要な存在です。

 

ここでは、まともな警備員とそうでない警備員の違いや、業界の現状について詳しく見ていきましょう。

 

まともな警備員も多くいる現実

警備員の仕事は、社会の安全を守る重要な役割を担っており、真剣に業務に取り組んでいる警備員は多く存在します。

 

まともな警備員の特徴として、まず挙げられるのが「責任感の強さ」です。

 

警備員は人や施設の安全を守る仕事であるため、自らの業務を軽視せず、細かい点まで注意を払う姿勢が求められます。

 

また、適切な研修を受け、法律や安全管理に関する知識を持っている警備員も多くいます。

 

例えば、火災発生時の初期対応や不審者への適切な対処方法を習得している警備員は、いざというときに冷静に行動できる頼もしい存在です。

 

加えて、顧客や来訪者に対して礼儀正しく対応する警備員は、単なる監視役ではなく、安心感を提供する重要な存在です。

 

このように、警備員全体を「まともでない人が多い」と一括りにするのは誤りであり、むしろ社会に貢献している警備員が多数いることを認識する必要があります。

 

まともでない警備員とは

一方で、すべての警備員が高い意識を持って仕事に取り組んでいるわけではありません。

 

業界内には、職務に対して無関心な人や、社会人としてのマナーが欠けている人も一定数存在します。

 

警備員として適切に職務を果たせない人々には、いくつかの共通する特徴があります。

 

ここでは、まともでない警備員の特徴について詳しく見ていきましょう。

 

職務への無関心

まともでない警備員の中には、仕事そのものに対する関心が薄い人がいます。

 

このような警備員は、勤務時間中にスマートフォンを操作したり、私用の電話を繰り返したりすることが多いです。

 

また、警備員同士で無駄話に興じ、周囲の状況を適切に監視していないケースも見られます。

 

さらに、指示された警備エリアを漫然と見つめているだけで、実際に警戒業務を遂行していないこともあります。

 

このような態度は、警備業務の本来の目的を果たしていないだけでなく、緊急時に迅速な対応ができません。

 

不適切な態度や言動

警備員の中には、接客態度が悪かったり、横柄な態度を取ったりする人もいます。

 

警備員は施設の利用者や通行人と接する機会が多いため、言葉遣いや対応の仕方は重要です。

 

しかし、まともでない警備員は、次のような問題行動を取ることがあります。

 

  • 顧客や通行人に対して威圧的な態度をとる
  • 指示を求められた際に、面倒くさそうな態度を見せる
  • 不適切なジョークやセクハラ発言をする
  • 看板や備品を雑に扱う
  • 立ち位置を勝手に変えて怠ける

こうした態度は、警備会社や施設全体のイメージを損なうだけでなく、信頼性の低下にもつながります。

 

職務遂行能力の不足

警備員の仕事は、単に立っているだけではなく、緊急時に適切な判断を下す能力が求められる仕事です。

 

しかし、まともでない警備員の中には、基本的な職務遂行能力が欠けている人もいます。

 

例えば、以下のようなケースが挙げられます。

 

  • 周囲の警戒を怠る
  • 交通誘導の基本的なルールを理解していない
  • 指示を正しく聞き取れず、対応が遅れる
  • 必要な装備品を忘れる
  • 身だしなみに無頓着で、不潔な印象を与える

 

警備員としての基本的な業務を遂行できないと、利用者の安全が脅かされるだけでなく、トラブルの原因にもなるでしょう。

 

特に、交通誘導や施設警備では、適切な対応が求められるため、職務遂行能力の不足は致命的な問題です。

 

警備員の仕事が人手不足に陥っている6つの理由

警備員の仕事は、日本全国で常に需要がある職種ですが、その一方で慢性的な人手不足が問題視されています。

 

警備員の需要が増え続ける一方で、働き手がなかなか集まらない現状には、労働環境や給与、社会的イメージなどが関係しています。

 

ここでは、警備員の人手不足が深刻化している6つの理由について詳しく見ていきましょう。

 

警備員の需要が多いから

警備員は、日常生活のあらゆる場面で目にする職業の1つです。

 

工事現場の交通誘導、商業施設やオフィスビルの巡回警備、大型イベントの警備、さらには現金輸送やボディーガードまで、多岐にわたる業務を担っています。

 

これらの業務は、犯罪防止や事故防止の観点から不可欠なものであり、景気の変動に関係なく一定の需要が見込まれます。

 

近年では、国内外の大型イベントが増加し、それに伴い警備員の需要も右肩上がりとなっています。

 

例えば、2025年の大阪万博などの大規模な催しでは多数の警備員が必要です。

 

このように、警備のニーズが拡大しているにもかかわらず、業界全体の人手不足が解消されないため、現場では人員の確保に苦戦しているのが現状です。

 

体力と忍耐が必要なキツイ労働環境だから

警備員の仕事は、一見するとシンプルに見えるかもしれませんが、実際には高い体力と精神的な忍耐力が求められます。

 

特に、屋外での交通誘導警備やイベント警備では、長時間の立ち仕事が続くことが一般的であり、夏場は猛暑、冬場は極寒の中での勤務となるでしょう。

 

また、警備の現場では、時に厳しい言葉をかけられることもあります。

 

例えば、工事現場の誘導中に作業員や通行人から理不尽なクレームを受けるケースもあり、精神的なストレスが溜まりやすい仕事でもあります。

 

これらの厳しい労働環境が原因で、特に若い世代の労働者にとって魅力のある職業とは言い難く、人手不足の大きな要因です。

 

女性が働きにくい環境だから

警備業界は、依然として男性が多くを占める職種です。

 

その理由の1つが、女性が働きにくい職場環境にあります。

 

警備員の仕事には夜勤が多く含まれるため、ライフスタイルとの調整が難しい場合が多いです。

 

また、女性専用の休憩スペースや更衣室が十分に整備されていない職場もあり、女性が安心して働ける環境が整っていないケースも見受けられます。

 

さらに、現場によっては体力的な負担が大きい仕事もあり、女性が警備業を敬遠する一因となっています。

 

実際には、施設警備や受付業務など、女性が活躍できる分野もありますが、業界全体のイメージとして「警備員=男性の仕事」という固定観念が根強く残っていることも、人手不足に拍車をかけていると言えるでしょう。

 

警備員の収入は平均の2/3以下で将来性が見込めないから

警備員の給与水準は、他の職種と比較して低い傾向にあります。

 

厚生労働省の統計によると、全産業の平均給与が約30万円なのに対し、警備員の平均給与は約20万円と、大きな差があります。

 

特に、アルバイトや契約社員として働く警備員は時給制が多く、安定した収入を得るのが難しいのが現実です。

 

また、昇給やキャリアアップの機会が限られているため、長期間働いても大幅な収入増が見込めません。

 

そのため、若い世代にとっては魅力的な職業とは言えず、結果的に人材確保が困難になっています。

 

月平均の労働時間は意外と多いから

警備員の仕事は、労働時間が長いことも特徴の1つです。

 

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、全産業の平均労働時間が177時間であるのに対し、警備員の平均労働時間は196時間と、明らかに長時間労働の傾向にあります。

 

警備業界は24時間体制の仕事が多いため、日勤・夜勤のシフト制で働くケースが一般的です。

 

特に夜間の警備業務では、休憩時間が取りづらいこともあり、体調管理が難しくなることもあります。

 

長時間労働に対する対策が不十分な現場が多いため、労働環境を改善しない限り、人手不足は今後も続く可能性が高いでしょう。

 

悪いイメージが定着してるから

警備員の仕事に対する社会的なイメージも、人手不足の大きな原因の1つです。

 

警備員といえば、高齢の男性が多い、給与が低い、キツい仕事といったネガティブな印象を持たれることが多いです。

 

このようなイメージがあることで、特に若年層の求職者にとっては、警備業界をキャリアの選択肢として考えにくくなっています。

 

また、「警備員=底辺の仕事」といった偏見も根強く、社会的な評価の低さが人材確保の妨げになっています。

 

警備業界がこの状況を打破するためには、業界全体でのイメージ改善が不可欠です。

 

例えば、警備員の専門性や社会的な貢献度を積極的にアピールすることで、より多くの人材を惹きつけることができるかもしれません。

 

まとめ

警備員の仕事は、社会の安全を守る重要な職務であり、多くの警備員が真摯に業務に取り組んでいます。

 

確かに一部に職務意識の低い警備員も存在しますが、それは業界全体を代表するものではありません。

 

現在、警備業界は深刻な人手不足に直面しており、その背景には厳しい労働環境や低賃金、長時間労働といった構造的な問題があります。

 

また、女性が働きにくい環境や社会的評価の低さも、人材確保を困難にしている要因となっています。

 

これらの課題を解決するためには、労働条件の改善や職場環境の整備、そして警備業務の専門性や社会的意義を広く認知させていくことが必要です。

 

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